金沢「尾山神社」 加賀藩祖前田利家公を祀る。

尾山神社
2018.09.03

金沢市にある「尾山神社」は、加賀藩祖前田利家公と正室お松の方を祀り、兼六園と共に金沢市のシンボルにともなっています。



金沢城公園はその名の通り金沢城があった場所なので、周りを取り囲むように、兼六園や武家屋敷街、ひがし茶屋街、寺町が今も残されています。
この尾山神社もその一つで金沢城公園の直ぐ西側にあります。
兼六園のちょうど反対側辺りです。









大通りからちょっと入った裏通り？に鳥居、その先の石段を上がった所にある「神門」がひときわ輝きを放っています。
和漢洋の三洋式を混用した異色の門で、今まで見たことのない門です。







門の扉には「梅鉢」の紋。
加賀百万石前田家の紋ですね。
これは全国天満宮にある「菅原道真」の紋と同じです。
前田利家は「菅原道真」の子孫だと言われているので同じなんですね。





第一層には戸室石（角閃安山岩）を用いてあり、第三層は四面五彩のギヤマン張りで、もとは御神灯が点灯され、その放つ光は金沢の街を照らしていた、と、また第三層目に設置された避雷針は、日本最古のものなんだとか。
しかし残念ながら階段はあるんですが、ロープが張ってあり、入ることは出来ません。











その「神門」をくぐった先に拝殿。
拝殿は入母屋造屋根瓦葺の立派なものです。





また拝殿の右奥に、金谷神社があります。
二代藩主前田利長公をはじめ三代から十七代までの藩主、当主と正室（夫人）をお祀りしているそうです。





境内は街の中のわりに、地泉廻遊式の名園「神苑」や利家公像、お松の方の像などがあり、結構広い。





神門を初めとして、エキゾチックな雰囲気を感じますが、境内にある授与所がまた斬新です。開放的なガラス張りのデザインで、施設内には、お守りなどや観光パンフレット、金沢城など市内の観光地の四季の風景を映し出すディスプレイを設置してあり、そこに







巫女さんがいる、というのもまた新しい。
何となくミスマッチのようで、この尾山神社には合っているような気がします。

ここには「勝負運」の神様がいるといわれていて、地元でも知る人ぞ知る強運のパワースポットとされています。
百万石を築きあげた加賀初代藩主 前田利家公を祀る神社ならではですね。

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尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1
076-231-7210　
お祓い時間 9:30～15:30