氣比神宮 仲哀天皇8年3月に神功皇后と武内宿禰が気比神を祀らせたという。福井県敦賀市

氣比神宮
2023.08.12

敦賀市にある北陸道総鎮守と称される「氣比神宮（けひじんぐう）」です。



春の「桜」秋の「紅葉」冬の「雪景色」と、それぞれの素晴らしい顔を見せてくれます。
ですが夏は？

そうです、ひたすら暑いだけ。
今年は特に暑かったです。

ですが今回は「御守り」を頼まれたので意を決して行ってきました。
いつもは大鳥居の向かって左側にある駐車場に駐め、正面から参拝するんですが、この暑さでちょっとでも楽をしようと、東側の入り口からはいる境内内の駐車場に駐めました。



ここからだとすぐそこが本殿境内の東門です。



いつもの南側の二の鳥居から入ると正面が拝殿、本殿ですが、今回は東門からなので、入って右側が拝殿、本殿となります。



主祭神は、伊奢沙別命（いざさわけのみこと）。
「気比大神」または「御食津大神」とも称されます。

神名「イザサワケ」のうち
「イザ」は、誘い、促し、
「サ」は神稲、
「ワケ」は男子の敬称の意といわれています。





また、大宝二年（七〇二）勅に依り社殿の修営を行ない仲哀天皇、神功皇后を合祀、周囲に４柱（四社の宮）を別殿に配祀したといいます。



四社の宮には、
東殿宮に日本武尊（やまとたけるのみこと）、
総社宮には、応神天皇（おうじんてんのう）、
平殿宮に玉姫命（たまひめのみこと、気比宮社記では神功皇后の妹の虚空津比売命とする）、西殿宮に武内宿禰命（たけのうちのすくねのみこと）が祀られています。

二拝二拍手一拝の作法で参拝します。



そして、授与所へ。
頼まれていた「学業成就」「交通安全」の御守りを無事いただきました。





いつもとは逆ですが、二の鳥居の外の手水舎へ。





長命水の亀さんにも挨拶し、駆け足で参拝をすませました。





気比神宮は「古事記」「日本書紀」では早い時期から登場しています。

特に仲哀天皇（第14代）、
神功皇后（仲哀天皇の皇后）、
応神天皇（誉田列命 第15代）
との関連が深く、中世には越前国の一宮に位置づけられ、平安期には「正一位勲一等」となっています。



当時の越前国国府は、現在の越前市にありましたが、国府とは別の独立的な勢力を持っていたようです。

その他、境内の西側に「九社の宮」や「神明社（内宮、外宮、天照大神を主祭神とし、伊勢神宮内宮を総本社とする神社）」、「猿田彦命神社」など、多くの摂社があります。



例年だと、９月の２、３、４日は気比神宮の例大祭で、それに合わせて敦賀市総出の「つるが祭り」が行われます。
神宮の境内や近隣の道路沿いに数百店舗の屋台が数日間並ぶ大きな祭りです。

今年は、数年ぶりに大々的に行われます。

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氣比神宮（けひじんぐう）
福井県敦賀市曙町１１−６８
0770-22-0794
ご祈願受付時間 午前9時～午後4時まで

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