金沢神社 寛政6年（1794年）に建てた藩校明倫堂の菅原道真を祀る鎮守社 石川県金沢市

金沢神社
2023.05.16

金沢神社は、その名の通り石川県金沢市にある神社です。



加賀百万石の城下町金沢、「兼六園」「成巽閣」を巡って、隣接するその名もズバリ金沢神社へ。

《 加賀百万石の「兼六園」日本三大名園のひとつ 》

《 加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院の隠居所として建てた歴史的建造物「成巽閣」 》

石川県立美術館の百万石通りを挟んで向かいが金沢神社です。



鳥居をくぐり、随身坂を進みます。





放生池を過ぎ、右手に曲がります。



真っすぐ延びた参道の先、立派な赤色の神門があります。



この神門は、老朽化により取り壊され、平成5年に建て替えられたもの。
神門には、隋身様と呼ばれる神像が祀られていることから、隋身門とも呼ばれています。
二の鳥居前の坂道が隋身坂と言われるのも納得です。



そして拝殿、本殿です。
それにしても鮮やかな深みのある赤色、最近塗り直したのでしょうか。







主祭神は、菅原道真。



金沢神社（かなざわじんじゃ）は、寛政6年（1794年）加賀藩11代藩主前田治脩（はるなが）が藩校明倫堂を建てた際にその鎮守社として、学問の神であり、また前田家の祖先ともされる菅原道真を奉斎する神社を創建したのが始りです。



相殿に
白蛇竜神（金運・災難除の神）
琴平大神(交通安全）
前田斉広（なりなが）公（12代藩主）
前田斉泰（なりやす）公（13代藩主）

白蛇さんは雄雌一対あり、毎月1日を白蛇さんの日と定めて、御神体を開帳し開運厄除けの祈願を行なっています。
（毎月1日には雄1体を開帳・正月には雄雌2体を開帳）



こちらは、境内内にある白阿紫稲荷大明神（商売繁盛の神）です。





学問の神である菅原道真を祀った神社で、藩校の鎮守であったということで毎年受験シーズンには、数多くの受験生が参拝に集まるそうです。

---

金沢神社
石川県金沢市兼六町1-3