墨俣一夜城 信長の美濃攻めのとき、秀吉が一夜で築いた城 岐阜県大垣市

墨俣一夜城
2023.04.11

岐阜県を流れる長良川（ながらがわ）の西岸にある「墨俣一夜城」です。



1566年織田信長の美濃攻めのとき、木下藤吉郎（後の秀吉）が一夜にして砦（とりで）をたてたと伝えられているため墨俣一夜城と言われています。



墨俣は、長良川の支流の五六（ごろく）川、犀（さい）川などが合流していたこともあり、一帯は「洲（す）の俣（また）」とよばれ、古くから東海道と中山道を結ぶ重要な脇街道「美濃路」として、交通の要衝として源平の合戦、承久（じょうきゅう）の乱、南北朝の内乱など、しばしば戦場となったところです。








木下藤吉郎が築いた墨俣一夜城は、現在の城郭天守の体裁を整えたものではなく、砦のような城だったのでしょう。
現在の天守閣は、鉄筋５階建てで、墨俣歴史資料館（平成3年4月開館）となっています。





源平墨俣川の戦いや鎌倉街道、美濃路の宿場町の歴史、また墨俣城から稲葉山攻略についてなどの資料などが展示されています。





最上階の５階は展望台となっており絶景です。









東には美濃攻略の目標であった稲葉山城 (現岐阜城) や遠くには御嶽山、 西には伊吹山や養老山脈を眺めることができます。





春になると４月の「すのまた桜まつり」が開催され、一夜城や犀川（さいかわ）の堤防（ていぼう）で、満開（まんかい）の桜を見ることができます。







秀吉（木下藤吉郎）の墨俣の城を拠点に美濃を攻略したことで、秀吉は信長に認められ、以後頂点まで出世することが出来ました。







このことに因んで、１０月には薪能（たきぎのう）や踊りが披露される「すのまた秀吉出世まつり」が行われています。









城の奥にある白髭神社と豊国神社。

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墨俣一夜城
岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742-1
0584-62-3322
開館時間 9:00分〜17:00
休館日 月曜日
（その日が祝日にあたるときはその翌日）
年末年始（12月29日から1月3日）
入場料 大人200円
・18歳未満無料。
・市内在住65歳以上無料。
・身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳の所持者並びに当該所持者の介護者は無料。　　（入場時に手帳を提示してください）