足羽山（あすわやま）の山上にある足羽神社 福井県福井市

足羽神社
2022.01.07

福井市の足羽山（あすわやま）の山上にある足羽（あすわ）神社です。



この足羽山の麓にあるパワースポット「毛谷黒龍神社（けやくろたつ）」に行って来ましたので、こちらの「足羽神社」にもお詣りしてまいりました。

《 パワースポット「毛谷黒龍神社（けやくろたつ）」 》

足羽山は福井平野の南側にある東西に長い独立した小山で、山上は足羽山公園として整備され、車で縦断出来るようになっています。
車で上る道はいくつかあるんですが、登り口が分かりにくい。
今回も５年ぶりで、ちょっと迷いました。



この足羽神社は、五世紀後半ごろ、男大迹王（後の継体天皇）が越前でお過ごしの時、朝廷に祀られている大宮地之霊(坐摩神）を勧請し、諸事の安全を祈願したのが足羽神社の起源とされています。

また、第26代天皇として即位をされ越前を発たれる時に、「末永くこの国の守り神とならん」と、自らの生御霊（いきみたま）を鎮めて旅立たれたといいます。

やはり越前は「継体天皇」のゆかりのあるところが多いです。
先の「毛谷黒龍神社」もそうでしたしね。
毛谷黒龍神社の方は、始まりが西暦450年頃で、元明天皇の和銅元年（708年）に継体天皇の御遺徳を景仰し御霊が合祀されています。





鳥居をくぐって、右手前方にあるのが、広く親しまれてきた名木「足羽さんのしだれ桜」です。
一際目を惹きますね。





樹齢約370年だそうですよ。
ソメイヨシノの寿命は70～80年だといわれていますが、しだれ桜は300年以上になる長命なものも多く、大きく成長するそうです。

因みに、残念ながら桜の咲いたこの木を見たことはまだない。
山裾を流れる足羽川と共に、日本さくら名所100選に指定されているところで、その時期は大混雑なんですよね。





その枝垂れ桜を右手に見ながら左に曲がると本殿、拝殿があります。
本殿は神明造の大きく立派な建物ですが、まだ新しそうです。





神明造は、伊勢神宮に代表される神社建築様式で、出雲大社に代表される大社造、住吉大社に代表される住吉造があり、ともにもっとも古い神社建築様式とされています。



大社造が正方形に近い宮殿を模したもの、住吉造は大嘗祭の建物に近似しているが、神明造は奥行きより幅が大きく、高床式倉庫から発展し穀物の代わりに神宝を納めるように変化したと考えられている。

伊勢の神宮の皇大神宮（内宮）・豊受大神宮（外宮）両宮の正殿（本殿）の様式は、他社においてこれと完全に同じ社殿を建てるのを明治新政府によって禁止され、伊勢神宮にしか存在しないため、特別に唯一神明造（ゆいいつしんめいづくり）と呼ぶそうです。







足羽神社の御神紋は「三光（さんこう）の紋」、これは非常に珍しいらしいです。。



「日（太陽）」と「月」と「星」の組み合わせてすが、太陽と月は、昼と夜に全ての物を照らし、星(北極星）は、夜でも方角の導きとなり、その不動の輝きから天皇を象徴するそうですよ。

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足羽神社社務所
福井市足羽上町
0776-36-0287　

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