越前市 万葉の里 味真野苑

万葉の里 味真野苑
2020.11.20

越前市にある「味真野苑（あじまの）」です。
味真野苑は、敷地面積4.7ha、四季折々に咲く花々や木々が、さながら広い庭園のようで自由に散策できます。
何でも福井県内3位の人気の高い紅葉スポットでもあるそうです。



今回は、その紅葉を見に行ってきました。
越前市の南東部、味真野（あじまの）地区にあります。





この味真野（あじまの）地区は、1300年ぐらい前、貴族を中心に栄えた土地なんだそうです。
1300年前というと、奈良時代ですかね。
710年～794年が奈良時代「なんと（710）すてきな平城京」ですから。
ちなみに「うぐいすなくよ（794）平安京」で、794年からは平安時代ですね。





味真野苑は、万葉集を代表する歌人大伴家持と大伴池主との間て交わされた歌が、越前市（旧武生市）が舞台となっていることから整備されました。







大伴 家持は、奈良時代の公卿で、官位は従三位・中納言。
三十六歌仙の一人で、小倉百人一首では中納言家持。
天平20年（748年）に越前に任ぜられてから天平勝宝3年（751年）8月、少納言に任ぜられて帰京するまで、この地に居たようです。

大伴 池主（おおとも の いけぬし）は、奈良時代の官人で、官職は式部少丞。
万葉集に和歌作品29首が採録。





中臣宅守(なかとみのやかもり)と狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)の悲しい恋の歌の舞台として知られています。

中臣宅守は、天平12年（740年）頃に蔵部の女孺であった狭野弟上娘子を娶ったときに、平城の都から越前国に流罪となり、天平13年（741年）9月に大赦により帰京しています。
越前国配流時に都の狭野茅上娘子と交わした和歌を中心に40首が「万葉集」に採録されています。



味真野苑内には「万葉のロマンと恋の歌」をコンセプトに万葉の歌を分かりやすく展示した資料館「万葉館」や「継体天皇」の記念碑、重要文化財である文化五年（1808年）建築の建物（旧谷口家住宅）などがあります。









なんか広い敷地に何でもあり的な感もありますが…。



しかし、紅葉の最盛期にはちょっと遅かったみたいですが、それでも充分きれいでした。

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万葉の里 味真野苑
越前市余川町55-1

越前市案内所
0778-24-0655

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